ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

2018.4 Input-List

4月に通読した論文のリスト。やっとペースを戻した。

  1. Edwards, L., & Harbinja, E. (2013). Protecting Post-Mortem Privacy: Reconsidering the Privacy Interests of the Deceased in a Digital World. Cardozo Arts & Entertainment Law Journal, 32, 83–129.
  2. 保足和之:消費者生活相談にみる若者の消費者トラブルの現状と課題 国民生活研究57(2)pp.60-73. 2017.12
  3. Massimi, M. (2009). Dying , Death , and Mortality : Towards Thanatosensitivity in HCI. In CHI2009 (pp. 2459–2468).

  4. Edina Harbinja: Post-mortem privacy 2.0: theory, law, and technology. INTERNATIONAL REVIEW OF LAW, COMPUTERS & TECHNOLOGY, 2017VOL. 31, NO. 1, 26–42, 2017
  5. Buitelaar, J.C. Post-mortem privacy and informational self-determination. Ethics Inf Technol (2017) 19: 129

4月に通読した書籍は5冊。記録はあこぺんぎんの読書記録 (oritako) - ブクログに。今回はどれも面白かったので簡単なレビューを。

 

図書館の新着コーナーで目についた借りた本。一つ一つのケースが細かく書かれている。なんでそこでまた手を出しちゃうんだ!!と悔しくもなるが、そうなってしまう状況まで書かれていて、どうにもならないもどかしさを何度も感じながら読んだ。

ダルクの日々―薬物依存者たちの生活と人生(ライフ)

ダルクの日々―薬物依存者たちの生活と人生(ライフ)

 

 

井戸田先生による本。氏や姓の説明から、武家の夫婦別氏を経て明治民法で夫婦同氏が定められるまで、そしてその後今に至るまでが丁寧に書かれている。明治時代、政府の政策は、「妻が生家の氏を名乗る夫婦別氏」だったのが、「それは実態にそぐわないから同氏にすべき」と各地から反発があって、今の夫婦同氏になったという話は初めて知った。太政官から「夫婦同氏を認めることは歴史に反することになり、大きな混乱が生じるおそれ。夫婦別氏の慣習に従うべき」という発言もあったとのことで、当時の夫婦別姓→夫婦同姓への混乱について詳しく読めたのは収穫だった。

夫婦の氏を考える

夫婦の氏を考える

 

 

 それなりに大きい本なのに、通勤中持ち歩いてずっと読んでいた。1つのエピソードは2〜4ページだが、文字通り手に汗を握る。地図と出来事が図になっているので、それを追いながら文章を読む。ただ文章は訳が今ひとつなのか、読みづらいところもあった。雪山のサバイバル、事故、戦争、遭難、誘拐・・どうしようもない厳しい自然から生き延びる話だけでなく、戦争や誘拐は、なぜ人はここまで残酷なことができるのかということも突きつけてきた。

本当にあった 奇跡のサバイバル60

本当にあった 奇跡のサバイバル60

 

 

 ずっと楽しみで予約注文していた本。水谷さるころさんと私は同じ学年の同年代。頭の中にもの凄くふるーい考えの何かが住んでいて、自分をどんどん縛ってしまう感覚、この年代特有なのだろうかとも思った。初めての子どもを産休明けに認可外に預けたこと、別姓の夫婦が「チーム名」を決めるために行う手続きは、私も直面した場面。実際の意思決定は彼女と必ずしも同じではないけれど、「そうだよねえ」と強く共感できるのが、このマンガの凄いところ。それぞれの人に合わせて作っていくんだよというメッセージが一貫していた。マイルくんの成長に合わせて、この続きも読みたいものです。

目指せ! 夫婦ツーオペ育児 ふたりで親になるわけで

目指せ! 夫婦ツーオペ育児 ふたりで親になるわけで

 

 

こちらもずっと気になっていた本。やっとKindleで読めた。「だってそういうものだから」と自分で自分を縛っていたことを自覚させられるものだった。印象に残ったのは「すごい採用」と「すごくない採用」。すごい採用=皆が雇いたがる凄い人を雇う、かと思いきやまったく逆で、他の会社では採用されづらい、制限のある人を雇うという話。

会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。

会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。

 

 

2018.3 Input-List

3月も通読できた論文・書籍無し。大反省・・。

映画は何本か観た。

 

機内で往路・復路と二度も観てしまった。音響効果が凄まじく、観ながら気分が悪くなってしまうし、観た後も不気味な感覚が耳から離れない。まだ、まだ、これでもか、まだ終わらないのかと追い詰められ続けてラストまで。ブルーレイを購入した三度目、四度目と観てしまったが、映像の美しさに恐怖が倍増した。

 

出張から帰ってすぐ家族と観に行った、「ボス・ベイビー」。3歳児から大人まで、それぞれにウケる場面が違いながらも楽しめる映画だった。当たり前のように描かれている両親の姿が、日本とはまったく違うのがまた驚きだ。この夫婦は同じ会社で働いていて、同様の仕事を打診されているシーンもあるので、おそらく同じようなポジションだろう。そして、華々しい出張を取るか、自宅で赤ちゃんの面倒を看るのを取るかのシーンで、なんと夫婦で赤ちゃんの面倒をみる役目の方を取り合っているのだ・・!これはガツンと殴られたような衝撃(特に数日家を空けていてから観たのもあって)。母親のワンオペやマミートラックの話とは全然違う世界に見えてしまった。

bossbaby.jp

もう一本、子どもたちと観に行ったドラえもんのび太のお家は昭和のままだけど、映画はずいぶん時代に合わせてるんだなぁという印象。

doraeiga.com

2018.2 Input-List

通読した論文・本、観た映画などの備忘

 

本も論文一冊も通読できず。

ただし、映画内で映画は観た!

 

かの有名なオリエント急行殺人事件、実は観たことがなかったので機内で初鑑賞。なんと、こうなるのか・・!と、後で再度見直してしまったほど。

 

そして今更ですが STAR WARSも。フォースの覚醒、観てなかったのだ・・。誰かの血筋と言うわけでもなさそうな「女性」が、実はフォースの使い手かもしれないという設定。これまでのものでは、どこかに「〜の血を引く嫡男」に引き継がれていく物語という印象があった。だからどうとは思ってなかったつもりだけれど、そうじゃない設定を見せられるとふっと心が楽になるところがあった。

 

さらに、自分も親になったせいか、ハン・ソロレイア姫が見せる「親」の顔にぐぐっと来てしまった。切ない。若い主人公よりも感情移入できる歳に自分もなってしまったかなぁ。

 

 

2018.1 読んだ論文・書籍リスト

1月に通読した論文のリスト。

  1. 井戸田博史, “江戸時代の妻の氏〜夫婦別氏,” 奈良法学会雑誌, vol. 12, no. 3/4, pp. 67–84, 2000.

  2.  佐藤一明, “夫婦別姓,” 日本経大論集, vol. 45, no. 2, pp. 97–123, 2016.

  3. Boyd, D. 2012. The politics of “real names.” Communications of the ACM. 55, 8 (2012), 29. DOI:https://doi.org/10.1145/2240236.2240247.

  4. Edwards, L. and Mcauley, D. 2013. What’s in a name? Real name policies and social networks. Web Science Conference. August 2012 (2013), 8–12.

  5. Oliver L. Haimson and Anna Lauren Hoffmann. 2016. Constructing and enforcing “authentic” identity online: Facebook, real names, and non-normative identities. First Monday 21, 6

    http://journals.uic.edu/ojs/index.php/fm/article/view/6791/5521

 

1月に通読した書籍は7冊。記録はあこぺんぎんの読書記録 (oritako) - ブクログ 。中でも面白かったものを以下に。

 

 

歴史教育とジェンダー―教科書からサブカルチャーまで (青弓社ライブラリー)

歴史教育とジェンダー―教科書からサブカルチャーまで (青弓社ライブラリー)

 

 目からうろこが落ちまくった。中学・高校と教科書ベースに習ったことだけでなく、その後もupdateされてきた知識は、どれほど偏った見方になっていたか気づかされる。ちょうど昨年の大河ドラマ「おんな城主直虎」で、伝えられている歴史とは違う観点でのものの見方を嫌というほど気づかされたタイミングだったので、余計に分かりやすかった。

 

 

ルポ トランプ王国――もう一つのアメリカを行く (岩波新書)
 

 どこかのブログで紹介されていたのを読んだ。丁寧な取材に基づいていて、彼ら彼女らがトランプ支持になるのも「そりゃそうだよね、当たり前だ」という印象を持った。が、何か心が晴れない。行き詰まった状況を、何かが打破してくれるという「何か」への期待がトランプ票につながったということか。

ギリギリだった2017年

とにかく、いろいろなことが綱渡りでギリギリで、でも振り返るといろんな経験をした2017年だった。誰かの参考になるかもしれないということで、書いておこうと思う。

 

子育て生活

乳幼児3人を育てながら働くことが、こんなにハードだとは思わなかった。

4月、生後半年で認可外から認可保育園に移った末っ子は、いきなり急性中耳炎での発熱を繰り返し、主治医には「保育園に行かせてるんだから、仕方ない」と言われてしまった。夏〜秋〜冬と、手足口病ヘルパンギーナ、インフルエンザ、アデノウィルスと次々と罹患し、熱性けいれんで救急のお世話にもなることに。市の病児保育室&フローレンス(病児保育)がなければ、とても仕事どころか生活することもできなかった。父母ツーオペで、休みや遅刻早退をやりくりしあっていても、厳しかった。授業や学務はできるだけ前倒しで進めていたし、急な早退や休みには周囲の方々にも助けていただいたが、それでも、繰り返し何度も何度も、立てていた予定が崩れる連続で、自分自身が大声で泣いてしまったこともあった。

「なんでこの子ばっかりこんなに病気するんでしょうか」と病児保育室でこぼしてしまったら「そりゃ上に2人いたら、たくさん病気もらってくるし、上の子たちは強いから熱出さなくても、小さい子はまだ熱出しちゃうからねえ」と言われた。そうかもしれない。いちばん上の子は、末っ子がかかった病気のいずれも全くかからず、両親もかかったインフルエンザにもならなかった。いつのまに強くなっていた子に驚きつつも、早く末っ子も強くなって欲しいと切望している。

 ただ、子どものおかげで広がった世界ももちろんある。海洋生物に夢中な第二子のおかげで、サメの種類には詳しくなった。シノノメサカタザメとか、ヨシキリザメとか知らなかった。

 

研究生活

 国内の研究会と全国大会で調査結果を発表し、それらをまとめたものを国際会議(マレーシア・ランカウイ島)で発表。さらに、もう一つ分析を付け加え、新たな視点から書き上げた和文論文誌を一本という形で、過去に実施した調査をまとめることができた。「ふだんから2つ名前を使い分けている人は、オンラインでもリアルでもどう使いわけるのか」というリサーチ・クエスチョンから始めた研究、実はFBでの旧姓・戸籍姓の併記は少数派で、旧姓のみが多数である一方、たとえば年賀状や親戚づきあいでは、仮に事実婚でも「相手の姓を名乗る」という慣習が優先されていた。人がコンテクストによって、名前を名乗り分ける様を具体的に明らかにしたものだ。

 新しいものでは、RISTEXで鳥海不二夫先生が代表のプロジェクト「未成年者のネットリスクを軽減する社会システムの構築 」の調査・教育のGLとして参画することに。夏には面接および面談にも同行した。本学の中学・高等学校とのコラボレーションも始めつつある。

 研究というよりは教育の話だが、今年は博士論文の外部副査もお引き受けした。審査する観点で論文を読み、コメントをするのはむしろこちらが勉強になる機会だった。そういえば自分も博士号をいただいてから10年めだった。

 ただ、今年は本当に時間を取りづらかった。どうにか、論文読みや執筆のために時間を空けても、それが子どもの急病で完全に潰れることが、いったい何十回あったのか。どうやって時間を確保するかは頭の痛い課題。特に、せっかく機会をいただいている書籍執筆が全然進められなかったのが、とても悔しい。

 

趣味など

 NHK大河ドラマおんな城主直虎」にハマった。50回すべて観た。きっかけは、年始めにたまたまNHKをつけていて、鳥肌の立つテーマ音楽と思ったら菅野よう子作曲だったこと。菅野音楽の大河を観られるなら!と見始めたらすっかりハマった。歴史はそれぞれの立場からいかようにも解釈できることを何度も痛感させられた。「おとわ」が、「次郎」とも「殿」とも呼ばれるときの、コンテクストとアイデンティティの違いも(関心領域に近いもので)興味深かった。

 ママ友・パパ友たちと飲み会やコミュニケーションを楽しめた年でもあった。いわゆる「ママ友」を勝手に怖がっていたけれど、意外に楽しい。新しい飲み友とも言えるかも。

 

振り返り

 1月:大河ドラマ直虎見始める。夜間授乳しつつ、感想Twitterを追うのが楽しみ。

 2月:産休分の新規科目を集中講義。夜間授乳しつつ、赤児を抱っこひもに入れつつ、国際会議に投稿する論文を書いた。まずデータ分析部分をpptにして並べて考察し、それから肉付けしていく書き方で。研究会発表@京都も1件。

 3月:春季大会発表1件、全国大会登壇1件。乳児置いて初の一泊@名古屋。中高時代の恩師にもお会いして論文にコメントをいただけた。年度末〜年度初は上の子の胃腸炎で保育園行けず、自宅仕事と病児保育頼み。

 4月:0歳児が上の子たちと同じ認可保育園に入園。ならし保育中の学科会議は、エルゴに入れてだっこで参加。末っ子の中耳炎で何度も呼び出しあり。さらに真ん中の子が胃腸炎で、自宅仕事と病児保育頼みに。

 5月:末っ子初節句、三兄弟和装で写真撮影。国際会議の論文と和文論文誌投稿の論文を合間に書く日々。

 6月:RISTEX申請書2件提出。週末は中央大ビジネススクールの講義。

 7月:マレーシア・ランカウイ島のICRIISで発表、PACIS2017参加。このとき、一度凄まじい偏頭痛でのたうち回った。筑波大講義、中央大講義と非常勤続く。月末に、ジャーナルに採録された論文を口頭発表。あと、初めて胃カメラを飲んだが、鎮静剤が気持ちよすぎた。

 8月:RISTEX面接と面談。本の原稿も書く。オープンキャンパスの授業を担当。

 9月:下の2人の子どもがヘルパンギーナで40度の熱。自分にもうつり、口内炎のようで涎がこぼれてしまい口をきけない状態に。ワンオペ時に子ども救急騒ぎになったり、どうにか生活をつなぐのが精一杯。末っ子救急時にかみしめすぎて、歯が割れてしまい、激痛で歯科医に飛び込む。

10月:IIW参加@Mountain View. 末っ子の発熱呼び出しが相次ぐが、どうにかShort Paperを1件書き上げ投稿。

11月:ゼミ生たちと日本科学未来館へ。その直後、十数年ぶりにインフルエンザB発症。まさに接種を予定していた日に発熱し、高熱と脱水で救急車搬送された先でインフルと判明。上の子以外全員罹患。病児保育室に助けられた。インフルは体力を奪うので、その後皆発熱したりどこか体調を崩したりした。仕事何もできず。月末の情報処理学会セミナの登壇は、ぎりぎりで体調回復が間に合った。

12月:博士審査、卒論指導と勉強会。末っ子アデノウィルス感染で40度の高熱が3日間。病児保育と呼び出し対応と、ツーオペで対応しつつ、本当にギリギリで回していて、ようやく年末、全員健康な状態で年を越せそう。

 

本年は大変お世話になりました。弱音を吐いたり、支えていただいたりでした。

来年はもう少し、元気に、いろんなことができればいいなと思っています。

 

 

 

ハゲタカ出版社のお誘い相次ぐ

7月にICRIIS で発表し、abstractが公開されて以来、「ジャーナルに掲載しようよ」というメールがやたら届くようになった。一見「お?!」と嬉しい気持ちになったかと思えば、よくよく見ると返信用のメールにhotmalが使われていたり、David Publishing と David Publisher 両方が入っていていかにも怪しかったり。そもそも、同じ発表に対して、全然分野が違うジャーナルかつ同じ出版社からオファーとか、怪しさ満載である。

 

"Predatory Journal" で検索すると、Beall氏のリストをはじめとして、いわゆる金もうけのための「ハゲタカ出版」の出版社や雑誌名が出てくるが、まさに当てはまるところだった。

しかし、知らなきゃ返事してしまうだろうな。特に博士課程在籍中だったり、業績が必要だったりするときは。ご参考までに、David Publishing (publisher) からそれぞれ届いたメールを載せておこう。

 

 

Dear Akiko Orita , 

 

Journal of Management Studies (ISSN 2328-2185, DOI: 10.17265/2328-2185) invites you to submit research Papers for publishing in issues of 2018.

 

We have learnt your paper "What Real Name Do You Use Online? Situational Use of Maiden and Legal Name in Japan  " in 5th International Conference on Research and Innovation in Information Systems (ICRIIS), July 16-17, 2017, Langkawi, Malaysia.   

 

We are very interested in your research and would like to publish this paper or your other latest research results (papers or books).

 

For Author’s Convenience, We strongly do the following:

  1. Quick response will be given for submitted papers within 24 hrs along with paper ID.
  2. 2. All the accepted Papers will be open accessible with FULL PDF format.
  3. Author(s) will receive 1 hard copy of the issue of the journal containing the article.
  4. 4. Have Experienced Editorial Board Members to improve the quality of research papers submitted to journal of MS.
  5. Indexed by EBSCO, Ulrich, ProQuest, CSA, Cabell, Google Scholar, CrossRef, Index Copernicus, CNKI, WebQualis/Capes, PBN, CiteFactor, OAJI, EZB, InnoSpace, Scholarsteer, Infobase, WorldCat, Sherpa/Romeo, GetCITED, J-Gate, SJournal Index, SCRIBD, Academic Key, etc..
  6. According to the edit regulation of our journal, author(s) should pay some publication fee to us.

 

Topics: Engineering Management, Project Management, Environmental Management, Technology Management, International (Business) Management, Operations Management, Financial Management, Marketing, Human Resource Management, Logistics Management, Leadership, Tourism Management, Knowledge Management, Administration Management, Information Management, Hospitality Management, Electronic Commerce, Decision Analysis, Behavioral Economics, Judgment and Decision Making, Optimization, Organizations, Stochastic Models and Simulation, other topics about management, etc..

 

Deadline for Submission: There is no deadline for submission.

Contact: management@davidpublishing.com; management@davidpublisher.net; management.studies@hotmail.com

Paper Submission guidelines: Visit

Submission Procedure: Researchers/Authors are invited to submit the original paper and submitted to JMS Emails. After we get their submission, we will send it to be reviewed. After your paper reviewed and accepted to be published, we will ask you to modify your paper according to the reviewers' comments, and sign the copyright, then once we got these two documents, we will confirm the total pages and the total fee and send you the ways of making the payment. Once we got the payment, we will arrange the paper to be published.

 

Previous Archives of MS Can be downloaded Here

 

Christopher MILLER

Editorial Office
Management Studies ( ISSN 2328-2185, USA)
Email: management@davidpublishing.com;management@davidpublisher.net;management.studies@hotmail.com

Address of Headquarter: 616 Corporate Way, Suite 2-4876, Valley Cottage, NY 10989, USA
Tel: 001-323-984-7526, 323-410-1082(USA) Fax: 001-323-984-7374, 323-908-0457 (USA)

 

P.S.: And our email addresses sometimes could not get the emails from our authors, so when you send us your email, please cc it to our other email addresses.

 

 

Dear Akiko Orita,

Did you get my last email about Invitation for paper submission?

Here we forward it again, please kindly confirm receipt.

Recently, we have published Issue 2 Vol.7 of Sociology Study (ISSN2159-5526, USA), you can find latest issue in the site: http://www.davidpublisher.org/index.php/Home/Journal/detail?journalid=40&jx=ss&cont=allissues.

If you have any unpublished papers or books, please feel free to contact us.

Looking forward to hearing from you soon.

                                                                        From Knowledge to Wisdom

 

Sociology Study

 

Print ISSN: 2159-5526  Online ISSN: 2159-5534  Frequency: monthly

 DOI: 10.17265/2159-5526

 

Call for Papers

Dear Akiko Orita,

 

This is Sociology Study (ISSN 2159-5526), a professional journal published across the United States. We have learned the abstract of your paper What Real Name Do You Use Online? Situational Use of Maiden and Legal Name in Japan in the 5th International Conference on Research and Innovation in Information Systems (ICRIIS 2017): Social Transformation Through Data Science. We are very interested in your paper and would like to publish your paper in Sociology Study. If you have the idea of making our journal a vehicle for your research interests, please send electronic version of your papers or books to us through email attachment in MS word format. All your original and unpublished papers are welcome.

 

 

Brief Introduction

Sociology Study is an international, scholarly and peer-reviewed journal (print and online) published monthly, which was founded in 2011. The journal serves as a bridge between worldwide scholars and sociological researchers. The journal publishes research articles, reviews, and letters in all areas of sociology. The journal aims to provide the most complete and reliable source of information on recent developments in sociology. Each issue brings you critical perspectives and cogent analyses, serving as an outlet for the best theoretical and research work in the field. The purpose of the journal is to further the understanding of the theory and practice of sociology by publishing articles of interest to practitioners and scholars. The journal publishes peer-reviewed articles, review articles, case studies, exemplar profiles, viewpoints and research results from practitioners of all grades and professions, academics and other specialists on the broad spectrum of sociology.

 

The topics covered in the journal include (but not limit to): culture; criminality, deviance, law and punishment; economic sociology; environment; education; family, gender, and sexuality; health and illness; Internet; knowledge and science; media; military; political sociology; race and ethnic relations; religion; social networks; social psychology; stratification; urban and rural sociology; work and industry; sport sociology. The journal is published in English. The e-journal provides free and open access to all of its content on our website. Accepted papers will immediately appear online followed by printed in hard copy.

 

Sociology Study is collected and indexed by the Library of U.S Congress, on whose official website (http://catalog.loc.gov) an on-line inquiry can be triggered with its publication number ISSN 2159-5526 as key words in “Basic Search” column. In addition, this journal is also retrieved by some renowned databases:

★ Google Scholar

★ Database of EBSCO, Massachusetts, USA

★ Hein Online Database, W.S.HEIN, USA

★ Chinese Database of CEPS, American Federal Computer Library center (OCLC), USA

★ Chinese Scientific Journals Database, VIP Corporation, Chongqing, P.R.China

★ Ulrich's Periodicals Direcory

★ ProQuest/CSA Social Science Collection, Public Affairs Information Service (PAIS), USA

★ Summon Serials Solutions

★ Norwegian Social Science Data Services (NSD), Norway
★ Index Copernicus, Poland  

★ J-GATE

★ Universe Digital Library Sdn Bhd (UDLSB), Malaysia 

★ Academic Key

★ SHERPA/RoMEO

★ Publicon Science Index 

★ CiteFactor, USA

★ Electronic Journals Library (EZB)

★ SJournal Index

★ Research Bible

★ Polish Impact factor

★ CrossRef 

 

Information for Authors

  1. The manuscript should be original, and has not been published previously. Do not submit material that is currently being considered by another journal.
  2. Manuscripts may be 4000-12000 words or longer if approved by the editor, including an abstract, texts, tables, footnotes, appendixes, and references. The title should be on page 1 and not exceed 15 words, and should be followed by an abstract of 100-200 words. 3-5 keywords or key phrases are required.
  3. The manuscript should be in MS Word format, submitted as an email attachment to our email address. 
  4. The standard publication fee in the journal is 60 US dollars per page, and the pages are calculated based on the layout of the printed journal.
  5. Authors of the articles being accepted are required to sign up the Transfer of Copyright Agreement form.
  6. Author will receive one hard copy of the journal containing their articles.

 

Peer Review Policy

Sociology Study is a refereed journal. All research articles in this journal undergo rigorous peer review, based on initial editor screening and anonymised refereeing by at least two anonymous referees.

 

Editorial Procedures

All papers considered appropriate for this journal are reviewed anonymously by at least two outside reviewers. The review process usually takes four weeks. Papers are accepted for publication subject to no substantive, stylistic editing. The editor reserves the right to make any necessary changes in the papers, or request the author to do so, or reject the paper submitted. A copy of the edited paper along with the first proofs will be sent to the author for proofreading. They should be corrected and returned to the editor within seven days. Once the final version of the paper has been accepted, authors are requested not to make further changes to the text.

 

Submission of Manuscript

All manuscripts submitted will be considered for publication. Manuscripts should be sent online or as an email attachment to: sociology@davidpublishing.com or sociology288@gmail.com.

 

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Best Regards

Emma Y. Fong

 

Editor Office

Sociology Study, ISSN 2159-5526

1840 Industrial Drive, Suite 160, Libertyville, IL 60048, USA

E-mail: sociology@davidpublishing.com; sociology288@gmail.com

Twitter: Emma Y. Fong (@Sociology_Emma)

 

 

ムーニーCMを大学生に見せたら・・

本年度からの新設科目「インターネットと情報発信」にて、ムーニーCMはなぜ炎上したのか?と学生たちに聞いてみた。その結果を、ブログで公表してよいと言ってくれたので、記録しておきたい。20代の男女たちがどう感じたか、というものだ。

なお、授業では、子育てや家族を題材とするCMが、企業側の意図に反して炎上してしまう可能性があることや、価値観やライフスタイルが多様化し、かつ視聴者がネットで発信できる状況においてコンテンツを作る難しさについて説明した。さらに、他社のCMも数本見せている。他の動画と比較した上での感想である。

ムーニーから、はじめて子育てするママヘ贈る歌「moms don’t cry」
http://www.unicharm.co.jp/moony/cm/index.html

「自分は違和感を覚えなかったけれど・・」と前置きした上での炎上理由は次の通り。

  • 子育ての大変さを思い出して気分を害したから
  • 父親が出てこないところへの過剰反応があったから
  • シングルマザーを連想したから
  • 赤ちゃんが笑った表現がなかったから
  • 子育てに対しての考え方の違いから
  • 価値観の押しつけが炎上を招いたから
  • そもそも、ネットの普及で非難の声が大きくなりやすくなったから

「自分は違和感があった」と明記、あるいは特になにも書いていない炎上理由は次の通り。

  • 母親だけが家事育児をしている偏見のせい
  • 父親不在の点までリアリティを出し過ぎたから
  • リアルすぎて鬱になる可能性もあるから
  • 育児放棄を感じさせる表現があったから
  • 父親も子育てしている家庭もあるのに、母親だけの物語にしてしまったから
  • (応援する意図で)母親にフォーカスした結果、孤独に子育てをしていると受け取られたのではないか

実は、「母親だけ」や「父親不在」「父親も子育てしている家庭もあるのに・・」は男子学生たちの回答だ。応援のために母親だけを描いた結果、かえって孤独な子育てが浮き彫りになったという指摘も興味深い。

さらに、ムーニーのCMはどうすればよかったのかについても意見が出たが、いずれも父親の存在があればよかったのに、というものだった。

  • 夜泣きのシーンで、父親が隣に寝ていて一緒に対処していたり、ほかの場面でも父親の影があればよかった
  • 「思い出になる」というのなら、父母で助け合うシーンがあったらよいのでは。全てがいやなことではなく、幸せな部分もあるのではないか。
  • ワンオペではなく父親など家族で協力して育児するCMにすれば、家族愛も育まれるし子どもが欲しいと思う人も多いのでは

実は、私は学生たちは母親のワンオペ育児に違和感を持たないだろうと勝手に思っていたのだが、実際には当事者になり得るであろう女子学生だけでなく、男子学生も違和感を持ち、父親不在について指摘していた。そういえば今の大学生の親の世代は、均等法第一世代くらいだ。30歳で出産したとして、現在50歳(子は20歳)。それがどこまで影響あるかはわからないが、頼もしい兆しだ。