ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

9月の学会発表

死後のSNSデータとの向き合い方やその活用について、9月は2つの学会にてそれぞれ発表する予定です。

これまでの研究では、「自分が死んだらどうしたいか」た主でしたが、今度は実際に近親者や著名人の死に直面したときにどうしたか・どうするかを聞いたのです。

 

1)身近な人の死について

「故人のデジタル遺品にどう対処したか:近親者を亡くした方への調査から」

情報処理学会DPS/EIP合同研究会で発表します。

 

2020年〜2021年の間に近親者を亡くされた方を対象に実施したアンケートの結果です。マクロミルに調査をお願いしました。

今回の発表はほぼ集計に留まっていますが、残されたデータとの向き合いや今後どうしたいか、大変貴重なデータが取れたと感じています。発表は9月1日(木)午後のセッション1。リモート参加予定です。

www.ipsj.or.jp

 

2) 著名人の死について

著名人の死後残されたSNSにどう向き合うか」

2022年社会情報学会(SSI)学会大会で発表します。

 

こちらは、一般の人を対象に、楽天インサイトで実施したアンケートの結果です。著名人全般と回答者自身が想定した著名人に対して、その人の死後SNSにどう向き合ったか、そのデータをどうしたいのかを聞いたものです。こちらも、集計段階ですが、なかなか興味深い結果になりました。発表は9月3日(土)、最後のセッション「情報と社会(2)」です。現地参加予定です。

 

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