2021年の振り返り。
- シンポジウム登壇、イベント参加など研究成果の発信の機会を持てたのが嬉しかった。終わった後にやりとりができないのが、オンラインの辛いところ。一方で、今までなら出席も難しかった会でも参加できるのが便利なところ。
- DeepL*1のおかげで、英文の読み書きは格段に楽になった。だんだん、DeepLで訳されることを前提にもとの日本語文を書いたり。英文でメール書くときなどは、本当に助かった。
- オンライン授業も2年目になると、一部は省力化し、その分を中身やフォローに回せる。対面との切り替えもスムースに。
- SNSを見るのが大きなストレスに感じられるようになった。特にTwitterは常に殺伐としていて、何が炎上するかとハラハラするし、価値観や状況の違いによる分断が明確になってしまう。離れる時間を持つようになった。多分、2022年以降もSNSとは距離を持ちつつ利用していくのだろう。
- ワクチン2回接種ができて、大変ありがたかった。ワクチンに関わる全ての方々に感謝しかない。
- 初めての入院・手術。無事に終わって一安心。デルタの第5波の直前だった。
- 五苓散(漢方薬)のおかげで、低気圧による頭痛も緩和された。こんなに効くとは思わなかった。
- ワクチン2回接種してから、いろいろ出かけた。なかなか終わらないパンデミックの中でも、少しでも可能なときはいろいろな経験をしたい。美しいものを見たい。自分以上に子ども達にそんな機会を持ちたいと思っていた。
1月
1月はメンタルの調子が悪く、風呂でボロボロ涙が出てくるしメールもうまく書けないという状況。リングフィットアドベンチャーを入手して、身体を動かしていたら徐々に回復してきた。なお、この頃スーパーで黒毛和牛細切れが299円/100g。この頃は牛肉が安かった。
2月
科研の研究会で東京大学の渡邉英徳先生にご公演いただく。資料の「フロー」化は、資料同士の繋がりからリアリティがはっきり感じられる。100年前の資料は残っているが、100年後、今のコロナ禍の日常のつぶやきや写真は残っているだろうか??と問題意識を持つ。
新しいMacBookAirが届いた。MortalityのJournalに投稿したものが、Book Chapterに変更になった経緯があり、その原稿執筆に手をつける。データ分析からやり直し。今までの勉強不足を痛感しながら、回帰分析など。
シダキュア始めて数ヶ月しか経っていないが、例年と比べて花粉症の症状がおとなしい。
3月
メールの見落としが増えてしまったので、Sparkも併用してみるが、自動で処理されすぎるのもイマイチで結局Thunderbirdに戻る。原稿の執筆ではDeepLをフル活用。日本語で考えているのをそのまま文章にできるので、思考が途切れない。ある程度書いたところで翻訳文を読み直して修正。
JST-RISTEXの鳥海PJ「未成年者のネットリスクを軽減する社会システムの構築」報告シンポジウムにて、教育Gの教材を紹介。
情報処理学会の全国大会も、Zoomでパネル登壇。
卒業式はパシフィコで挙行。卒業生にも会えて一安心。
4月
学校が始まる前に県内に小旅行。ちょうど神奈川県内の感染者数も、陽性率も低い時期だった。次男が小学校に入学。
大学もオリエンテーションは対面。授業も原則対面だが、私の担当科目はオンラインもあり。
2020年にコペンハーゲンで開催されるはずだった国際会議、1年延期されてオンラインに。同じタイムゾーンでセッションがまとめられていて、出席しやすい。私は3カ国調査の結果から、何が死後のデータの扱いについての説明変数になり得るのかを発表した。発表後にZoomのチャットで多くのやりとりもできた(ここでもDeepLを使いましたとも!)。
5月
ワクチン接種予約始まる。祖母の接種枠をゲット。いよいよワクチンを打てるようになると思うと、ようやく先が見えてきた感じで嬉しかった。
授業で新型コロナに関するトピックも扱うため、Couseraで無料のコースを探して受講、そしてテスト受けて修了。オンラインコースの組み立てについても、大いに参考になった。
ただ、体調不良は続き、オンライン授業の録画で喋りすぎたのか、声がかれ、咳が出るようになってしまった。咳が出る状態では出校控えることになり、急遽対面の科目もオンラインに。
6月
5月末に東京新聞にRISTEXの教材マンガの記事を書いていただき、その反響がもの凄い。メディアの力はさすがだな・・
EIP/SITE合同研究会。担当幹事。ホルモン療法の副作用で身体がきつかった。
7月
情報通信学会次世代ネット政策研究会(NIPC)でゼミ生3年・4年が発表(Zoom)。
高大連携でマンガ教材を使ったり。
ホテルザッハ−のザッハトルテ到着。送料無料キャンペーンに乗っかった。海外にもなかなか行けないところ、DHLのメッセージでザッハトルテがどこにいるかを見るだけでも楽しかった。もちろん、生クリーム添えて食べた!
そして入院と手術。その入院中に急激に第5波がやってきた。
8月
術後ヘロヘロのところ、デルタ株に怯えつつ自宅で休み休み、成績付けや原稿書きなど。術後1週間経ってからファイザー接種。1回目も2回目も発熱。横浜市長選挙の投票は行った。第5波中は、子どもの習い事もオンラインに切り替え。
ワクチン接種後の安心感といったら…。これで少なくとも、重症化して死亡するリスクはかなり下がるというのは大きい。マスクと距離と手洗いの習慣は変えないが、その代わり行動範囲は広げられると感じた。
9月
ワクチンを2回接種して2週間経過してからは、活動を少し再開。とても久々にコンサートを聴きに行った。
https://www.kanagawa-kenminhall.com/event/detail?id=37319
小学校は分散登校。家から自分でGoogleClassroomを立ち上げて、朝の会に参加している。小1も小3もそれぞれ、いろんなことをやって友達とコミュニケーションを取っているのが見ていておもしろい。ただ、家庭学習の日は大人も時間を取られるので仕事しながらはなかなか難しい。
感染状況が落ち着いてからは、八景島シーパラダイス、金沢動物園、野毛山動物園、小田原わんぱくランドなどなどいろいろ連れ出した。身体を動かすのは、リモートワークでPCに釘付けの大人にとっても大事な機会。
〆切が早まった科研も、最初は諦めていたものの背中を押していただき、なんとか提出!
10月
対面授業も10月いっぱいはオンライン。それでも感染状況は落ち着いているし、外食も再開。嬉しかった。なお、オンラインゆえに出来たこともあり。横浜市会を初めて長時間オンライン傍聴した。
衆院選の投票は期日前に行った。
寄稿した本が発売。盛りだくさんで、読み応えがある本です。
高大連携で再びマンガ教材を活用。対面では隣のグループの討議も聞こえるのが面白い。
学園祭休みの週末は伊豆まで出かけてみた。
11月
オンラインイベント、サイエンスアゴラにてマンガ教材のセッションを持った。コメンテーターは、大学時代の同期でもある為田裕行さん。全国の中高生の皆さんも参加いただき、その模様はいくつかの媒体で記事にまとめていただいた。
本学の広報ページにまとまっているのでこちらを↓
対面でのイベント、END-BARにも参加。
11月から対面授業再開し、週4日出勤(1日は研究日)するようになったら、電車の中で本を読む時間が増えた。リモートよりも明らかに身体を動かしていて、毎日ごはんが美味しい(なので痩せない)。そんな中、ほぼ2年ぶりに友人と2人で食事。まさにマスク会食で、喋ってるときはお互いにマスクしていたけれど、とても楽しかった。週末に家族で三浦まで出かけてみたり。コロナが落ち着いている間に…。と思ったら、オミクロン変異体の話。あああ…と脱力する。
12月
科研費・基盤B「情報ネットワーク社会における『死』の再定義」のオンラインシンポジウムを開催。今年が最終年度。
情報通信学会次世代ネット政策研究会(NIPC)のリアル会合に、3年生のゼミ生達と参加。対面ならではの楽しさもあるなーと実感。
冬休みに入ってからは、また伊豆に出かけてきた。韮山の反射炉と江川邸を見学して、史料を保全して残すことについて考えたりなど。
本年も大変お世話になりました!
*1:有料版を利用中