ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

初出勤

教室と研究室(オフィス)がある、CSISの建物へ。比較的新しくてキレイなところだ。内側のオフィスを一部屋お借りし、鍵を戴いた。早速表札が付いている。点字が付いているのと、Dr. が付いているのがポイントだ。表札だけでなく、呼称を確認する際には、必ず学位の有無を聞かれる。日本ではDr.かそうでないかを意識することはほとんど無かった。むしろ、角が立つから、、と言われることならあったけど。

届いていた本を本棚に移し終えてから、学部長(Dean)の部屋にご挨拶に。15分ほど時間を戴いて、面接の気分だ。緊張してはいたけれど、答えられることしか聞かれないので、話しているうちに落ち着いてきた。「学位を取ってからの教員としての職歴は?」「どんな科目を教えてた?」「専門領域は?」「日本はプライバシ法ってあるの?」「日米のソーシャルメディアでは、仮名と実名の違いがあると言うけれど、どう変わっていると考える?」など。履修者が多いという話になり、「最初の宿題で、難解な計算問題を出すとよいよ!」とjokeをいただいた。

続いて、「関門」と呼ばれている、International Centerへ書類を持って行く。物静かな女性が担当。センターの皆さんに挨拶をするが、フレンドリーで驚く。この頃には、「英語を話している」という苦しさは特に感じなかった。話をしている、たまたま英語で、という感覚だ。IDカードを受け取り、住居の鍵を受け取り、人事のオリエンテーションを予約してもらい、あっというまに時間が過ぎる。

滞在している先生のご自宅に、早々に送っていただいて、午後はずっと講義の準備。明日(25日・火曜)が初回の講義だ。