ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

学会参加における " Weak Tie"

教育関連の学会に参加したのは、今回が初めてだ。ふだん参加している学会は、情報社会学会経営情報学会、そして情報処理学会の研究会など。社会心理学会に参加したことがあり、研究手法も分野も異なる学会の参加経験はあるが、自分の専門領域と関連したワークショップへの参加だったためにそれほど「アウェー感」は感じなかった。

今回は、その意味では「アウェー感」満載だ。そもそも科学教育は私のメインの研究分野ではない。もちろん、大学教員として教育に無関係ではなく、ネット利用の安心・安全に関わる限り、それをどのように知っていただくかという意味で、延長線上に教育というキーワードは出てきていたものの、研究の手法、対象から何から、初めて見るものばかりだった。

一見離れたお題の根っこに、実は共通する問題意識があり、違う手法でアプローチしていたりする。それに気づくと、ふだん参加しない学会に参加することは、研究テーマという意味でも、研究者に出会うという意味でも、"weak tie"の力を実感する機会だ。今回は、マンガ教育セッションを契機として、いろいろな方とお話したし、話をしながら共通の知人の存在に気づいたり、私の自己紹介から、情報リテラシに関するヒントを戴いたりもした。

帰宅したら、いつもよりもアタマが疲れている学会参加だった。