ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

IADIS e-society2009で発表予定

来週25日〜28日、スペイン・バルセロナで開催される IADIS e-society2009のプログラムが確定した。今回はFull Paperとしての発表。どうやら2日目に出番が決まったようだ。

Thursday 26th, Thursday 2009
14:30-17:15 Session FSRP 26.7
New Media and E-Society

USERS’ ATTITUDES TOWARDS ANONYMITY IN USER
GENERATED CONTENT: BASED ON STRUCTURE OF
ANONYMITY (F045)
Akiko Orita
プログラムより引用 http://www.esociety-conf.org/Preliminary_Program_ES_2009.pdf

内容は、科研費をいただいて実施した調査の分析結果。日本人はとてもCGMをよく利用しているけれど、匿名を好むと思われている。これは実際にはどういうこと?という問題意識からの調査だ。論文の査読結果では、嬉しいことにExcellentという評価をいただけたものの、発表資料を作っているとうまく説明しきれていないところに気づいたし、Native Checkをしてくださった英語の先生には、Chi square test より ANOVA じゃないか?みたいな指摘も受けてぎくりとしたりで、まだまだ未熟だなあと思い知る。
とはいえ、枠組みを整理した上で、日本の例を紹介し、今後他の地域との Cross Cultural な比較に持って行けるとよいな、と思って準備を進めている。