アメリカ人は常に実名、とか何でもオープンという先入観は、ここ数日で砕かれ続けている。確かに、Facebookにはみんないろいろ載せているけれど、それに対して「これは危ない」という意識や、「退勤しても上司に見られているなんてまっぴら」とか、「別のアカウント作りたい」といった声を聞く。
ランチの時に話した大学の職員の女性は、「仕事時間外にしかtwitter書かないけれど、上司はそれを見ているし、上司が何をしているかも見られるし、疲れた」と言う。twitterを積極的に使うかどうかは、職業によるだろうとも。Facebookは友人用、LinkedInは仕事用ときっかり使い分けている分にはいいけれど、Facebookではだんだん境界がなくなっているので、情報を載せすぎないようにしている、という人もいた。「学生達は、自分が書いているものが公開されてることを忘れてる。友達同士で閉じていると勘違いしているのが危ない」という危惧は大きいようだ。
ブログやソーシャルネットワーキングであれば、自分を見つけてもらい、他人を見つけてネットワーキングするために実名を使うのは、理解できる理由だ。でも、それ以外のところ、たとえば掲示板やレビュー(クチコミ)では、「わざわざ実名使うわけないじゃない!」というのがこちらの反応。