ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

IIW#15に参加 (2)「実名は何か」セッション

※このエントリは後日書いています

Internet Identity Workshop最終日には、思い切ってセッションを立ててみた。"What is real name?"という質問で、そもそも「実名」としているものは何か?と問うセッションだ。匿名についての議論はあっても、実名という定義は共有できているんだろうかという疑問からだ。


午前中2つめの枠で、セッションの場所取り。

セッションの最初は「実名って何でしょう」という問い。親の再婚で姓が変わり、出生届と姓が異なり、その後の結婚で支障をきたして相手(妻)の姓にして、何度も氏名が変わったという男性が自己紹介をした。そもそも、名前って変更できるよね、という話も。
同姓同名問題もあり、個人を識別し特定するために必要な情報は、「名前空間」の大きさによって変わるのではないか、という流れになっていった。名前とは何か?というときに、振る舞いを決めるもの、信頼を担保するもの、評価がひもづくものという意見も出た。うーん、ということは、国に登録している(戸籍上の)名前でなくてもよいのでは?という話になりそうな。。

セッションの参加者は17名。名刺交換もあり、話自体はとても盛り上がった。