ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

山元町訪問

(このエントリは後日書いています)
2日目は、宮城県の南部、山元町へ向かった。まずは常磐線が通っていた頃の山下駅周辺。

かつて線路が通っていたところ。

電車が通らない遮断機だが、ここを通り抜ける車両は皆、一時停止されていた。

山下駅にはたくさんの看板と貼り紙。常磐線を復旧させるルートをどうするか、いろいろな考え方があるようだ。通り過ぎただけの私には、何も言葉がない。

わずかに南下して、坂元駅周辺へ。

何もなくなっていた。
残っている土台から判断するに、大きな家がたくさんあったのだろうか。今は海まで見える。何もなかった。

大通りだったはずのところ。何もない。

この場に居たときも、それから1ヶ月経ってこれを書いていても、未だに表す言葉が見つからない。

午後は、山下中学校でPhotoshopのインストールをお手伝いし、その後伝承館へ。写真を洗浄し、分類し、デジタル化して検索できるようにもしている取り組み「思い出サルベージアルバム」のお話を伺った。写真のゼラチンを、海水にすむバクテリアが食べてしまうとのこと。カメラで撮影してデジタイズしたり、洗ったりなどで守られた写真が整理されている。

夕刻に仙台駅に戻り、帰途へ。まだ言葉が見つからないし、何が具体的に出来るわけでもないことを感じただけだったかもしれない。