ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

異種格闘技

山口英先生のご紹介で、アエラスフォーラムという場で話す機会をいただいた。一泊二日の会で、いわば、異種格闘技戦だと言われていたが、専門もバックグラウンドも違う参加者の方々と、講演+2時間近くの議論ができる。参加者はいずれも、私よりずっとシニアの方々だ。

私の講演は二日目だったが、初日の様子を見ていて、夜中に資料をだいぶ手直しした。これまで、自分の分野、自分の言葉が通じる人たちに話してきたのだな、と実感する。誰に話しても分かるように、かつ議論を深められるようにするには、言葉の選び方、論の持って行き方から工夫しなければならないと痛感した。

なお、私の話は、平安時代の文のやりとりにふれるところから始めてみた。IDやプライバシ、意図せずに提供している情報の話はいつもの通りだが、変わるものと変わらないものについて考えるきっかけになった。この機会をくださった、すぐる先生に感謝。