ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

ラボのラボにて講演

昨日7月14日。馬車道駅から歩くこと数分、BankART NYC の横浜コミュニティデザイン・ラボにて、「ソーシャルメディアにおける名乗りとID」について講演の機会をいただいた。この勉強会は、横浜ストリームの主催によるものだ。

当日のTwitterのまとめ (id:arg さんによる)はこちら
http://togetter.com/li/35542

勉強会の模様は、webcamで撮影し、usteramで中継。この録画は近々準備されるとのことだ。

まずは、ソーシャルメディアにおいて、意識的に発信する情報と、無意識に付随され発信されてしまう情報について。何時に投稿したか、投稿していないことも情報になりうるという話を、http://www.xefer.com/ などを例にご紹介した。続いて「名乗り」と「ID」について構造的な整理をご紹介した。今回の話が、サービスを設計する上で、何をメリットとして活用し、デメリットとして低減させていくかのヒントになれば幸いだと思っている。

ただ、やはり難しい。この話は、なぜか「匿名vs実名」に陥ってしまうし、匿名は悪、実名なら正しいという話に向かいがちだ。隠すのは後ろめたいからなのか。正しくないからなのか。これはマナーの問題なのか、だとすれば、マナーは文化によって異なるだろう。毎度話すたびに、違和感を覚えている。