明日3月25日(木)、慶應義塾大学プラットフォームデザイン・ラボの主催でIDとプライバシのシンポジウムを開催します。折田はモデレータを務めます!
直前ですが、もしご参加希望があれば ako [at] ako-lab.net までご一報を。
たとえばポータルサイトのIDは便利に使うけれど、国民IDと言うと拒否反応が出てきたりなど、IDとプライバシの問題は感情的な問題に陥りがちです。これを「是か非か」ではなく、制度・技術の理解を踏まえた上で、活用に向けた議論を行いたいと考えています。4月にはオープンガバメントのシンポジウムも企画していますが、そうした応用も視野に入れています。
シンポジウム IDの活用とプライバシ
2010年3月25日(木)18:30-20:30
慶應義塾大学三田キャンパス 東館6F G-SECラボ
http://gie.sfc.keio.ac.jp/sympo1003/index.html
今回の登壇者の方々は次の通りです。私の観点からのご紹介を。
- 国立情報学研究所・岡田仁志准教授
情報処理学会SAINTでしばしばお目にかかったご縁で、匿名性やプライバシのお話をさせていただくことになりました。2008年3月に発表された「インターネットと匿名性」(PDF)の執筆者のおひとりでもあります。
- インテル株式会社・竹井淳様
グローバルなプライバシ問題に取り組んでおられ、日本・欧州・米国それぞれの違いについてお話いただける予定です。WIDEプロジェクトでご一緒しており、情報通信政策に関しては、技術的な理解と背景を元に、常に冷静なコメントをいただいています。
- 国際社会経済研究所・原田泉様
情報社会学会にて国民IDや情報社会に関する議論をさせていただいておりました。欧州の国民IDについて詳細な調査と分析を元に、書籍やシンポジウムで情報発信をされています。
- 作者: 原田泉,国際社会経済研究所
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2009/01/15
- メディア: 単行本
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- 内閣官房情報セキュリティセンター情報セキュリティ補佐官・山口英先生
もう9年も前の2001年、「インターネット時代のセキュリティ管理」というSFCの授業で、教育体験(※博士課程の間に講義を部分的に担当する)としてご一緒させていただいて以来です。
明日は、会場にご参加の皆様とも、インタラクティブに議論できる会にしたいと考えています。usteram中継、Twitter中継も予定。ハッシュタグは #GIE_ID です。ぜひご参加を。