マンガ教材を用いた「アドバンスト・ケース」の模擬授業が東京海洋大学で行われた。マンガ教材とはいえ、単純なストーリーだけでなくさまざまな論点を埋め込んでいるもので、実在のケースをもとに半年以上の時間をかけている。今日の教材は本学の山本秀男教授と東京工業大学の吉川厚教授の科研費プロジェクトの一環として制作したもので、東京海洋大学の小川美香子助教のケースをもとにしている。
今日のケースリードも小川さん。アドバンスト・ケースは、事例分析を中心とした「ケーススタディ」よりも、意志決定やディスカッションに重きを置いた「ケースメソッド」に近い。授業参加者が多数参加し、私は後方でひたすら発言や動きを記録した。
所要時間は4時間。社会人と学生の視点の違いや、こちらの意図と受講生の読み取りについてさまざまな「気づき」が得られた。ケースの「試運転」は大事だということを実感。
