昨年に引き続き、今年もICISに参加した。といっても、本会議での発表ではなく、pre-ICIS workshopのJPAISセッションにての発表だ。今回のICISは本会場のパレ・ド・コングレだけでなく、パリ第9大学（ドウフィーヌ）にも会場があり、JPAISセッションは大学の教室で開催された。
3回目のICIS参加にして、初めてこれだけの日本人参加者にお目にかかったように思う。発表は全部で10本。午前中のセッションに納めるために、時間内のディスカッションがあまりできなかったが、昼食をとりながら参加者の方と話したり、同日のレセプションでも共同研究の可能性が見出せるなど、なんらかの発表をしておくことの重要性を実感した。このような機会をいただけたことについて、JPAISの平野先生に感謝を申し上げたい。
私の発表は、今秋に実施して取りまとめているCGMでの匿名・実名の傾向についてご紹介しつつ、ネットワーキングサービスにおける名前とコンテンツのリッチネスの関連についてを構造的に整理したものだ。これを頭の中でまとめておいたおかげで、この後のセッションで発表者とディスカッションするときにとても役立った。
