ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

情報社会のソーシャルデザイン

情報社会学会のご縁で、分担執筆させていただいた書籍が発売されました(11月26日)。情報社会のソーシャルデザイン:情報社会学概論II作者: 公文俊平,大橋正和出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2014/11/26メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品…

図書館での乱読

図書館に立ち寄って新着本コーナーを眺め、目についたものを片っ端から借りていくのが、大学院生の頃からの習慣。新着本はきれいだし、いろいろなジャンルを一覧できるので、自分が普段目にしないような本も見つけることができる。関東学院大学に着任してか…

2011年最初の教育ゼミ

3が日最後の日というのに、ゼミの参加者はそれなりに多かった@東工大。この日でも教室を使えるのが凄い。今日読んだ本は下記のもの。ちょっと目次にびっくりするが、消費行動におけるアソシエーションは匿名かつ識別できない対象を扱っていたが、IDで識別さ…

2010年8月の読書記録

日々の読書記録は、Amazonのインスタントストア機能を使って書き留めている。手間もかからないし、オススメの本が表示されるのも、乱読者には楽しい。ただ、AmazonのDBにない本は登録できないのが残念だが。図書館の新着本棚に立ち寄ると、ふだん目にしない…

カール・ポパーを読む合宿

昨年より参加している教育ゼミ(東工大・吉川研究室)の一環として、カール・ポパーを合宿して読むことになった。この教育ゼミとは、 「教育ゼミとは、教育関係を中心に研究しているのではなく、参加者相互が教育されるという触発行為を期待して命名されたゼ…

一日輪読するという贅沢:教育ゼミ

20日の日曜日。東京工業大学の吉川研究室が主催されている、教育ゼミに参加した。昨年の夏から参加させていただいていたが、週末に開催されるゼミに参加するのは、ビジネススクールに勤務していたころ(土日が主な出勤日)は難しく、一年近くのブランクを経…

「博士および博士級人材」の能力

これからSFCの学部ゼミで輪読の時間。 今日の本は藤原洋さんの今年の著書だ。科学技術と企業家の精神―新しい産業革命のために作者: 藤原洋出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/04/28メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る (…

夏の読書

iPhoneを入手してから、電車の中での読書が減ってしまった。反省。読書記録は相変わらずAmazonのインスタントストアに記録している。こうすると、次に読みたい本をレコメンドしてくれるので便利だ。それに、私自身は自分の読書履歴を公開することに躊躇はな…

戦争中の空は真っ赤だと思っていた

連休中に考えたこと。 生まれて初めて自分のお小遣いで買った本は「ヒロシマの歌」という文庫本だった。小学校の授業で読んだ「ちいちゃんのかげおくり」の空は、赤く燃えていたと想像していた。小学生の頃図書室に通い詰めて原爆の写真集を眺め、白黒でおど…

2009年3月の読書記録

今月は久々に心ゆくまで本を読んだ。研究費で購入した本、私費で買った本、そして図書館で借りた本など。通勤途中に夢中になって読み、急行電車に乗り換えずに各駅停車で帰ることしばし。いくつかpick upしてご紹介しよう。まず、何よりもおもしろかった1冊…

ARG(Academic Resource Guide)に寄稿

id:argさんによるインターネットの学術利用をテーマにしたARG(Academic Resource Guide)の367号に寄稿させていただいた。 羅針盤「『インターネット心理学のフロンティア』の執筆者、そして読者として」(折田明子) http://archive.mag2.com/0000005669/200…

2009年2月の読書記録

2月に読んだ本の記録。昨年よりも読めている本の冊数が減っている。慶應にいた頃は図書館にふらっとよって、新着本からおもしろそうなのを手当たり次第に借りていた。中大では図書館の本拠地は多摩キャンパスなのでなかなかそうはいかない。 2009年2月の読書…

書籍が届いた

とても嬉しい! のだが、恐ろしくて自分の章を読めない。 事務課に報告に行って、あとはお世話になった先生方のメールボックスに謹呈しに行った。

本日刊行:「インターネット心理学のフロンティア」誠信書房

三浦麻子・森尾博昭・川浦康至編著「インターネット心理学のフロンティア」が本日刊行されました。私はこのうち「第7章 知識共有コミュニティ」を執筆しています。今回が、はじめての書籍執筆。執筆にあたっては、本当に未熟で詰めの甘い原稿を編著者の先生…

是非論から構造へ(読書お勧め)

今回はこの4冊を対比して読んだので、私なりの順番でご紹介してみよう。まずは、2007年の1月に毎日新聞で連載されていた内容がまとめられた本。何かとCGMとの相性が悪いと考えられているところだけれど、改めて読んでみると「こうした見方もあるのだ」という…

2009年1月の読書記録

昨年より読書記録をAmazonのインスタントストアに貼っている。こうすると、その読書傾向から次の本を薦めてくれるので面白いのだ。ここに載せる条件は「通読した本」であること。調べ物とかで部分的に読んだ本は載せていないけれど、その代わり1冊まるごと読…

すばらしい技術や制度ゆえに(【本】ナチスの発明)

公衆用のテレビホールで、料理番組やお見合い番組を無料で視聴。3分間5000円の公衆テレビ電話。女性パイロット(空軍大尉)のヘリコプターの試験飛行。ガン対策、自然農法、母親のための休暇。格安の海外旅行に手厚い扶養控除。これらが第2次大戦前および戦…

読書記録

Amazon.co.jpのインスタントストアを利用して、自分の読書記録をつけ始めた。昨年はG-toolsを使っていたのだけれど、容量が一杯になってしまったので。随時、読んだものがあれば更新します。 http://astore.amazon.co.jp/penguinsnes0e-22

7月に読んだ本リスト

1ヶ月遅れになってしまったが、先月読んだ本のリスト。 研究の本の他、図書館で目についた新書を読んだ。特に「人はこうしてみすみす損をする」は面白かった。 人はこうしてみすみす損をする―面白いほどよくわかる「マネー心理」の摩訶不思議 (KAWADE夢新書 …

5月に読んだ本リスト

5月に読んだ本のリスト。 主に図書館の新刊。その他、書評用にいただいた本もあり。 一番おもしろかったのは、この本。読みやすい文体だけれど、ファーストフードを取り巻く食材、労働環境、教育現場とお金、文化と言った種々の問題がよく分かる。 おいしい…