ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

最終日に一眼レフカメラをすられる

学会最終日は午前中でセッションが終わるため、午後から一眼レフカメラを持って街に出て行った。お昼の定食を食べ(サラダ、フェデウアというパスタのパエリヤ、チキンのクリーム煮、プリン、コーヒー)、ピカソ美術館その他観て回って帰りにリセウ駅からL3…

「名前」の違い

Conference Dinnerはなんと21時開始。日本からくると早寝早起きになるのでそろそろ眠い。隣にはスリランカ人の女性(大学教授)、向かいにはバルセロナ在住の男性とカップル。名刺交換をしていると、バルセロナの男性の名刺が表と裏で違う。英語版では名前が…

online identityについて議論する

私が発表したセッションには、私を含めて3名がidentityの問題について発表をした。まずは私から。linkabilityで実名・仮名・匿名を分けてlayerの違いを示して…と、ここ一年でやっていることを前提としてデータの紹介。きれいにクラスタに分かれたことと、男…

書籍が届いた

とても嬉しい! のだが、恐ろしくて自分の章を読めない。 事務課に報告に行って、あとはお世話になった先生方のメールボックスに謹呈しに行った。

本日刊行:「インターネット心理学のフロンティア」誠信書房

三浦麻子・森尾博昭・川浦康至編著「インターネット心理学のフロンティア」が本日刊行されました。私はこのうち「第7章 知識共有コミュニティ」を執筆しています。今回が、はじめての書籍執筆。執筆にあたっては、本当に未熟で詰めの甘い原稿を編著者の先生…

IADIS e-society2009で発表予定

来週25日〜28日、スペイン・バルセロナで開催される IADIS e-society2009のプログラムが確定した。今回はFull Paperとしての発表。どうやら2日目に出番が決まったようだ。 Thursday 26th, Thursday 2009 14:30-17:15 Session FSRP 26.7 New Media and E-Soci…

共感覚で困ること

学会発表の資料を作成しているのだが、匿名性の低い状態を「赤」、匿名性の高い状態を「青」にして作図をしていたのだが、これを英語にすると Identified と Anonymous。この通り、水色と赤でしかも逆なので、資料を作りながら混乱してきた。途中で入れ違っ…

Yahoo!ニュースコメントの匿名性が変わった

Yahoo!ニュースのコメントの利用法と情報開示の方針が、2月5日に変更されていたようだ。 「そうは思わない」ボタンをつけたという、ニュースサイトのヘッドラインは見ていたのだけれど、コメントした人のYahoo!JAPAN IDの一部が表示され、さらに投稿履歴も一…

日経ITplus連載最終回で匿名について考える

本日は連載の最終回を掲載。 信頼を生む「履歴のある仮名」 人はなぜ教えあうのか(3) http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT2E000005022009 なぜ教えあうのか、という問いにexactlyには答えられない連載だったかもしれない。ただ、サイ…

自分の記事にはてブして考えた

本日も第2回目が日経ITplusに掲載された。 投稿を促すサイトの不思議 人はなぜ教えあうのか(2) http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT2E000003022009 自分が書いたものではあるが、自分の備忘録としてブックマークしようとし、ふとため…

日経ITplusで連載開始「人はなぜ教えあうのか」

日経ITplusで本日より全3回(予定)にわたって、Q&Aサイトについて連載記事が掲載されます。 Yahoo!知恵袋、OKWave、価格.com、そしてはてなへの取材結果と科研費の調査で得られた結果を元に執筆しました。Q&Aサイトは私自身もかなり使っており、今回の取材…

是非論から構造へ(読書お勧め)

今回はこの4冊を対比して読んだので、私なりの順番でご紹介してみよう。まずは、2007年の1月に毎日新聞で連載されていた内容がまとめられた本。何かとCGMとの相性が悪いと考えられているところだけれど、改めて読んでみると「こうした見方もあるのだ」という…

2009年1月の読書記録

昨年より読書記録をAmazonのインスタントストアに貼っている。こうすると、その読書傾向から次の本を薦めてくれるので面白いのだ。ここに載せる条件は「通読した本」であること。調べ物とかで部分的に読んだ本は載せていないけれど、その代わり1冊まるごと読…