ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

IIW#15に参加 (1) unconferene

米国カリフォルニア州、Mountain View市のComputer History Museumで開催されるInternet Identity Workshop #15に初参加。

Internet Identity Workshop
http://www.internetidentityworkshop.com/

指定のホテルからは、シャトルサービスがあり、レンタカーを借りずに済んだ。会場に着くと、無料のエスプレッソスタンドができていた。軽い朝食や軽食コーナーもあり、そこになんとなく人が立ち寄っている。開始時間には、各テーブルに人が分かれて座ったが、「必ず新人を入れてね!」と注意される。仕切っているのは、"Identity Woman" こと、Kaliyaさんだ。
各テーブルには、「お題」が渡される。私のグループは "Framework"だ。この定義を相談して書き、全体で共有しましょうというのが最初のセッション。自己紹介の後に、自分のバックグラウンドによっていろいろな定義が出てくるのがおもしろい。

さて、この会議は、いわゆる "unconference"で、事前のプログラムは時間枠しか決まっていない。毎朝のagenda settingの時間に、話したいトピックがある人が手を挙げて画用紙にタイトルを書き、時間と場所の枠にポストイットを貼っていく。セッションの時間になれば、関心があるところに参加すればよい。セッション枠は1時間で、議事録を取る人を決め、あとは自由に議論を回すことができる。最初のセッションの後、早速agendaの立候補があり、workshopは進んでいく。


こんな風に、早いモノ順でセッションを貼り付けていく。

初日に出たセッションは、匿名性に関するものと、オンラインのreputationに関するもの。後者はなんと1対1。コンサルしましょうか?と言われて始まったが、その後はソーシャルメディアの使い分けについて話が盛り上がった。

「すべてを実名にして、誰にも彼にもフルオープン」なんていうのは危険すぎ。仕事と切り離したものは、違う名前を使っていたり、LinkedInはビジネス用、Facebookはプライベートと言ったように、各々が自分なりの用途を決めて、プライベートと決めたものはその中で閉じて使う、というのが一般的になりつつあるようだ。

少人数のセッションで、話し続けたら疲れてしまい、夜のDinnerは抜けてしまった。もちろん、Dinnerでも議論は続いていたようだが。。