ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

Chios島(ヒオス/キオス島)へ移動

(このエントリは後日書いています)

管制官のストが解除されたため、学会会場の大学へ移動を開始。ただし、タクシーもメトロもストが続いているため、唯一動いていた空港バスのバス停まで、Apostolosの車で行き、そこに止めた。止めると行っても、路駐だ。。これで数日間置いていくのだと言う。空港に着いても、ぎりぎりまで彼はチェックインしない。最後に預けると最初に出てくるから、効率的だと言う。実際にその通りだったのだが。オリンピック航空に乗って、45分のフライトでヒオス島(キオス島)に到着。降りるなり海風が気持ちよい。トルコからわずか7kmのところに位置する島だ。


しかし、大学は学生が立てこもって封鎖中。。学会は一日延期を余儀なくされた。字は読めないが、左派の学生だとか。ホテルに荷物を置き、タクシーが無いので町の中心まで20分くらい歩いて行く。今日もOuzo Placeに行くと言われた。

ギリシャの昼食は遅い。14時か15時に始まり、夕方に終わる。これで夕飯がいらないと思いきや、21時や22時から夕食を取る。正直、寝る前に食べるので胃が重くて苦しかった。

ヒオスのOuzo Placeは、新鮮な魚の料理がたっぷりで、この出張の中でもっとも美味しい店だった。びろーんとのびたTシャツを着たご主人が、鰯のマリネやサバのような魚を生でオイルと塩で味付けたものを出してくれた。日本を思い出す懐かしい味だ。小魚の丸揚げ、干鱈のコロッケ(ポルトガルにも似たようなのがあるが)、なすとジャガイモの炒め煮など、まさに居酒屋メニュー。


店は大混雑で、そのうち、楽器を取り出して歌い始めるグループまでいた。Apostolosによると、「Socialistの歌」だそうだ。政府が家をくれる、小さい家だけれど…という歌を楽しそうに、酔っ払って歌っている。我々が入る前から店にいて、先にこちらが失礼したので、相当長い時間いるのだろう。