ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

車を売却

帰国が近づいてきたので、車を売却した。トヨタのヤリス(2007年モデル)。
アメリカで車を売る方の役に立てばと、メモしておく。

手順は次の通り。

1) 車の相場価格をBlueBookで調べる
2月に購入した当時から、いい状態で譲っていただき、それから2ヶ月しか乗ってないので、"Excellent"で見繕ってみた。

2) その値段をにらみつつ、価格を決めて、Craigslistに写真と条件付きで投稿
アトランタエリアの売ります・買いますに投稿。実名や住所は載せなくてもよいし、メールアドレスを登録すると、そこに連絡が転送される(表示されるのは、Craigslistの仮アドレス)。携帯番号を載せておき、連絡を取れるようにした。

もうちょっと高めの額と思っていたが、同じ車種でかなり低い額が出ていたので、まずは売ることを最優先という額を設定した。

3) 見に来たいという連絡が来るので、それに対応して売る相手を決める
たった30分後に、すぐ携帯に連絡が!場所を説明して、見に来てもらう。このとき、Donaldにアドバイスされたのは、次の点だ。

相手は、大抵複数人で来るはず。試乗したいと言われたら、免許などを引き替えに預かること。
必ず自分の家で会うこと。第三の場所(レストランなど)に出向かない。
可能ならば、手付け金(deposit)を預かること。
必ず現金で受け取ること。小切手は換金できない恐れもある。

最初に見に来た親子連れは、ぱっと見て買うと決めてくれた。翌日18時に現金を持ってくるといい、名刺を交換してお帰りになった。
その次に来た3人組みは、婚約者同士とそのお兄さん。乗ってみたいといい、彼らの車を置いて行ったので、私も同乗して試乗した。先の約束があると言ったら、1000ドルのdepositを置いて行くという。手書きで領収書(サインをする)を書き、相手の連絡先を聞き、翌日銀行で会う約束をした。

4) お金を受け取り、権利書(Title)にサインして渡し、車を引き渡す
権利書は裏表、コピーをとっておくこと。私の車を買ってくれた人は、銀行でローンを組んだので、引き渡しの手続は銀行の人が立ち会ってくれた。助かった。

"BILL OF SALE"という書類に、自分が誰に対して、いくらで売りましたということを書き、双方の運転免許番号、住所、電話番号、サインをする。これで合意したということになる。

次に、権利書の裏側に、売り手としてサイン。オドメーターのマイル数も書き込む。相手側もサイン。これで終わり。サインをいつするかが大事だ。

ここで、車は相手のものになる。基本的に、「何日まで待ってね」は通用せず、話が成立したら、さっさとお金をいただき、その場で手放す。

5) Craigslistから消す
これをしないと大変なことに。ここ数日、数十件も問い合わせが来た。ほぼ売れた状態にあることは間違いないが、確実に取引が成立するまでは「売れた」とは返事しない。交渉中なので、waiting listに入れておくと返事をした。

6) 雑感
思ったよりも、あっさり。
大きなお金を扱うので、お互いに取引を裏切らないように、depositを預けたり、お金と権利書ですぐに交換したりなど、いろいろあるのだな、と思った。

先に来た人に、ごめんなさいと言うタイミングが難しかった。思ったより銀行のローンに手間取り、確実に売れるかどうかが見えなかったが、手続がすべて見えたタイミングで電話をして、depositを置いて現金払いしてくれた人にとお断りした。

ちなみに、帰りは、買い手の人を助手席に乗せて自宅まで自分の運転で戻ってきた。途中、銀行に立ち寄って、現金をすべて口座に。自宅に着いたら、鍵を渡してこれで終わり。

追記:自動車保険
今日付で解約の旨を、代理店にメール。折り返し、Wordで解約用紙が送られてきたので、これにサインしてPDF添付で再送。解約のプロセスに入り、残りの月数の分は日割り計算で、後日Checkで送られてくるようだ。保険証書もPDFで来ていたし、サインさえできれば電子メールでやりとりができるので早い。

要は、印鑑が押してあるかどうかではなくて、その番号がDBで引けるのか、そしてサインがそこにあるかが重要。

ちなみに、私がお願いしていたのは 門田保険代理店。日本語のメールで対応していただけて、大変たすかった。