ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

香川大学で講演

昨年11月に呉で開催された、情報処理学会のDPS/GN/EIP合同研究会でお目にかかった、垂水先生に機会をいただき、香川大学で二つ講演をさせていただいた。はじめての、「うどんの国」訪問!もちろん、ランチはうどん(2杯)をいただいた。

前半は、まず学部の皆さんを対象に、ソーシャルメディアと匿名性、IDについて講義。
後半は、情報処理学会四国支部講演会と位置づけていただき、「ネットの名乗りとID〜とりかえしのつかないインターネット〜」と題してお話した。

デジタルデータは、揮発しないということ。利用者が「匿名」だと思っていることは、あくまで利用者同士でのこと。サービス利用時に、会員登録やログインをすることは、自分の行動(投稿することも、アクセスすることも)をリンクし蓄積することを意味する。携帯するデバイスによる利用は、何時何分に投稿した、という情報を持つゆえにさらにリアルに、つまり実空間の情報を提供する。こうした問題意識と、いくつかの調査で得られた知見をご紹介した。

なお、usteramの中継は録画として残していただいたので、ご関心がある方は、ご覧のほどを(http://www.ustream.tv/recorded/7264977)

今回の機会を下さった、垂水先生に感謝しつつ。