ペンギン日記(旧akoblog)

identityやprivacyに関心を持つ大学教員のブログ。20歳の頃から「ペンギンみたい」と言われるのでペンギン日記。

ケネソー州立大学とワークショップ

Kennesaw State University (http://www.kennesaw.edu/)のProf.Amorosoおよび学生さん15名をお迎えしてのワークショップを開催した。例年、日本での研修ツアーを実施しているアモロソ教授とは昨年お会いしてからのご縁。昨年は東京海洋大学で、友人の小川美香子さんがお引き受けし、今年は中央大学ビジネススクールでお迎えした。

と言っても、私は単独の講義を持っていないので、私のsupervisorである山本秀男教授のプロジェクト研究のコマを3時間いただいての開催だった。ランチを取ったあと、前半はまず学生さん2件の発表と、山本教授のプレゼンテーション。中大ビジネスの学生各位も自己紹介と問題意識を話してくれた。

後半は、online identityとnameという私の問題意識と調査結果をIntroductionとして、事前に準備としてお願いしていたアンケート結果のご紹介。ケネソー州立大学のみなさんは、全員Facebookのアカウントを持っていて、顔写真や誕生日も掲載する傾向だったのに対して、本学の学生さんは顔写真は「自分以外の写真」を載せるという傾向が。パーソナルな情報をどこまで掲載するかは、それぞれのにprosとconsの理由があって面白い。ディスカッションは盛り上がり、次の講義があるのでやむなく中断。続きのやりとりができるように、メールアドレスとtwitterのアカウントを教え、Facebookにも入ってるよとアナウンスしてみたら妙に盛り上がった。

今回は、全部英語でのワークショップ。前日まで「英語のワークショップしなきゃ」と思っていたが、よく考えたら「SNSと個人情報とプライバシ」のワークショップを「英語という言語で」するだけのこと。どっちが大事かを取り違えてはいけないな。

ケネソー州立大学の皆さん、CBSの皆さんに心から感謝を込めて。